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2日の朝は、福岡市内でも積雪@福岡城址 |
最低気温にしても寒いくらいなのに、最高気温でそれって!!と恐れ戦いていたら、予想以上の特大寒波が日本列島を覆った2月の2日と3日。
ちょうど節分の3日がお休みだったので、温かい格好をしてちょっとお出かけしてきた。
もうすこし温かければ遠出をしようかと思っていたけれど、海岸線を走ることを考えただけで鳥肌が立ってきたので止めにして、その辺をぶらぶらしてきた。
まずは、雪のちらつく西公園。
展望台から雪の博多湾を眺めようと正面の坂を一気に漕ぎ上が……れる訳も無く、途中で立ち漕ぎ。後は緩めの上り坂なので、すいすいと。
展望台からの眺めは、下木の松が伸びてきていまいちパノラマという感じではなかったものの、鈍く重たい空の色に真冬が感じられた。
何度も言うけれど、暦の上では春。
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福岡造船のあたりが見えている |
路面が軽く濡れていて一番よく滑るコンディションだったので気をつけて下山して、その勢いで博多部までこぎ進んだ。
博多の節分と言えば、東長寺の節分まつりが数百年の歴史を誇っており、毎年大賑わいだ。
が、個人的に、櫛田神社の節分厄除大祭のほうが好みである。
というのも、神社の入り口というか鳥居が実に良い。
東長寺がこれで、
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東長寺 うう~ん。 |
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お多福さんの口の中をくぐって神社内へ。 |
ちなみに表はこんな感じだ。
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http://www.epochtimes.jp/jp/2012/01/html/d83148.htmlから借用。 |
境内はごった返しており、奉納された酒樽がずらりと並ぶ姿は壮観だった。
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中身入っているんだろうか……。 |
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ここにもびっしり! |
櫛田神社に着くなりちょうど豆まきが始まったので、福を拾おうとスタンバイ。
中国人の観光客が大騒ぎで写真を撮っているので何かとみて見れば青鬼。
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疲れているのか、立ち方に精気が感じられない |
豆をぶつけられまくったのか、金棒を支えに脱力した立ち姿がなんとなく笑いを誘う。
そして豆まき開始!
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雪がちらつく中、豆やらキャンディやら、ボールやらが撒かれました。 |
すげえ。
あのおばあちゃんはまだしばらくは息災だと思う。
このおばあちゃんに限らず、みな髪を振り乱し福に飛びついており、昔の人たちのパワフルさを肌で感じた次第でした。
それでも、みんなに行き渡るくらい十分に福を撒いてくれたので、無事に福豆をゲット!
福々しいパッケージ |
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なかなかの混雑。5分少々並んだ。 |
参道の明太子屋のキャラクター「めんたい坊や」と子供が戯れるのをほほえましく見守り
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頭に乗っているものがう○こにしか見えない……。 |
ようやく昼ごはんタイムだ。
冷えた身体を内側から温めるべし。
よし、うどんにしようと思い、ちょっと行ったところにある、「みやけうどん」。
福岡のうどんは柔らかい、太い、と言われるけれど、その最右翼がここ。
指ほどの太さでコシは皆無、茹で置きを温めるので、麺の表面がざらりと荒れた食感で、博多うどん中の博多うどんで、地元の人間でも好き好きが分かれるうどんである。
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古くて趣のある店頭、そして店内。 |
おぉ、マンツーマンか……。
ここはうどんとそばがあるので、ごぼ天うどん、としっかり伝えて、カウンターに着席。
うどんを茹でる大がまの前が、エアコンの温風と、釜からのじんわりとした熱がぶつかりいちばん温かい席なのだ。
野太いうどんをてぼに入れ温め、どんぶりによそったら、大がまにつりさげられた徳利から熱々のスメ(つゆの方言)が投入。丸いごぼ天が乗せられ1分でデリバリー。
まずはすめを、と思ってはいけない。ここのスメは死ぬほど熱い。
盛り放題のねぎをささっとかけて、麺の下に隠す。こうするとねぎに火が通りしみじみ旨くなる。
洟とうどんを交互にすすり完食。
腹も膨れたのでもうちょっとウロウロしようかと思ったけれど、お店の外に出て寒さに気持ちが萎えた。
お使いを頼まれている恵方巻、これだけ買って帰ろう。
そして来週こそはちょっと遠くまで出かけよう。
そうひとりごちて、粉雪が舞うなか、帰宅しましたとさ。
さて、来週はホント、どこに行こうかな。
晴れたらいいけれど。