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2011年4月14日木曜日

道端で花見

どこの街でも花見の季節になればにぎわうところが何箇所かあるかと思います。

福岡ももちろん先日紹介した西公園だけってことはありません。

同じ中央区内にある福岡城址の公園、舞鶴公園も桜の名所です。
桜の名所というか花見スポットというか、まぁ、そんなところです。

あと福岡市内で中央区あたりから気軽に行ける場所では、南公園くらいなものでしょうか。

能古島という福岡市に属する離島や、展望台があるような山の中腹にある油山の公園ですとか、桜はきれいだけれど、帰るのに手間がかかるところばかりです。

あぁ、ひとつありました。

九州大学旧六本松キャンパスの敷地近くにある谷公園はなかなかの桜があります。
ただ、住宅街にあって、敷地内に旧陸軍墓地があるということで、どうもお酒を飲む雰囲気ではないのが玉に瑕です。
ひとりで飲むにはちょっとさみしすぎる場所でもあるかもしれないですね。

じゃあそれなら、一人だけど、そんな奥まっていない場所で、それなりに賑やか、桜を眺めながら酒が飲みたいというときどうしたらいいの、ということになりますよね。
そう思わなかった人は、たぶんまっとうな意味で幸せだと思うので、道を外れないでください。
私からのお願いです。
だいたい4月も半ばにさしかかろうというときに、一人で桜を見ながら酒が飲める場所が知りたいなんて、ろくなやつじゃないんです。

閑話休題

桜の話でした。
もう、4月も半ばとなれば福岡市内ではだいぶん花に葉が混じり始めています。
桜餅みたいな色合いになっています。

特に先日紹介した西公園は風通しがよく少し高台になっているので花雨が降って風が吹こうものならパーっと散ってしまいます。

もちろん花びらも風で無理やり飛ばされているわけではないんですけどね。
花がその役割(虫や鳥の目を引いて、受粉させる)を終えると花びらの付け根のところが緩くなって、風や雨で散ってしまうようになるのです。
皆が大好きソメイヨシノには、受粉して種を作って木を増やす能力がないので、花が咲くこと自体が実は生き物として特に意味がなくエネルギーを使っているだけではあるんですが……。

さておき、そんな桜ももちろん生きていて、それぞれに個性があります。
毎年、ちょっとゆっくりな桜もいるんです。

そのゆっくりな桜で私のお気に入りがあります。

天神の中心西通りから最短距離をまっすぐ歩いて10分と少し、中央区民体育館があります。

天神方面から来るとこういう景色にぶつかります
隣には図書館もあります
このすぐそばに、パンダの欄干があります。

わかり辛いですかね、パンダ。
こっちからがわかりやすいですかね
上の写真に写っている桜、この中の一番大きな一本が、のんびりとした桜で、ちょうど今頃が満開です。ピークです。
一番手前です。


こういう具合に並んで生えています。
木の下でベビーカーとお母さんが休んでいます。
このお母さんが腰をおろしている塀のような部分が、実に座りやすい。植え込みにも邪魔されず、桜が植わっているおかげで歩行者や自転車の動線に被ることもないので、ゆったりと座ることが出来ます。

そして見上げるとこうです。
青空に淡いピンクが溶けていきそうです
そう、みなさん思ってらっしゃるとこと、わかりますよ。
「え? 道端でしょここ? 飲むの?」

飲みますよ、そりゃ。

こんな立派な木の下ですよ?
ほら、立派
この日は、すぐ近くにあるパン屋(BREAD)でカレーパンを買って、ビールを飲みました。
ビールはパン屋から20メートルのコンビニで買えます。
〆たくなったらチャンポン屋(黒田屋)もラーメン屋(池田商店)もありますし、炒飯が絶品の坦々麺屋(大名ちんちん)もあります。何といっても目の前がうどん屋(琴平)ですし。


そうこうしているうちに、ビールを入れすぎてもよおしてきたので河岸をかえて大濠公園までパッと移動。

桜は終わりにして池端のベンチで日を浴びながら水面をぼんやりとすることにしました。
もう日が傾きかけています
水面を眺めていると、陽が反射してキラキラときらめいて、なんだか不思議な感じになってきました。
酒が入って、ちらちらとした強い光を見ていると、ちょっとばかりハッピーになってきます。
危ない危ない。
酔った状態で、工事現場の赤色灯をじっと見ているととんでもなく腹が減ってくるんですよね。
まぁ、わかる人は分かると思います。

そんなどろんとしたベンチの背もたれを挟んだ公園のトラックでは、犬を散歩させていたり、ランニングしていたり、ウォーキングしてたり。


そんなこんなで春の休日は過ぎていくのです。


花見ポイント

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2 コメント:

匿名 さんのコメント...

最近更新されませんね・・・・・

kuri8 さんのコメント...

このところ休日はいつも二日酔いで、ろくに出かけられてないもんで。

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