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2011年5月20日金曜日

食べたり散歩したり ~和白経由 志賀島~

早起きは三文の徳、というけれど、まさにこういう季節にピッタリの言葉だなーと思います。
朝早い時間は涼しくていろいろとはかどりますもんね。
が、休みの朝って、そうそう早起きできるものじゃない。

あー、いや、ちょっと待って。
ちょっと違うな。
早起き「できる」「できない」というと、能力や可能性という話になってくるけれど、
端っから起きる気がないので、
『休みの朝って、そうそう早起きする気になれない。』が正しいかな。

そんなことをぼんやりと考えながら、二日酔いの特効薬、アイスを朝から食べていたわけです。

アイスはスペシャルブラックモンブラン。
九州での知名度はグリコ、森永、明治に並ぶ竹下製菓の当地スウィーツです。
すでに中学生のころ、黒板消しが「ラーフル」ではなくて、かさぶたが「つ」ではないし、「直して」といっても片づけてくれない人がいることは薄々感づいていましたが、さすがに九州外にはブラックモンブランが存在しないとは、夢にも思ってもいませんでした。


さて、おやすみということで、前日は大名のダイニングバーでビールを引っかけました。
そこでtwitterをいじっていたら「けいじなう」がTLに。
すぐに警固四ッ角の屋台に駆けつけ、飲み友達二人と合流。ビールやら芋焼酎やら。
おでんと焼き飯とラーメンをシェア。スジのうまいこと!
あと、ここの焼き飯の味の素使いは芸術。ハイミーと味一番と味の素の差がわかる、というくらいの化調ジャンキーの私ですが、ここの焼き飯はうまい。っていうか、ラードと化調の組み合わせは敵無しだな!
ここでおふくろと同い年の飲み友レディが、日中のゴルフの疲れでダウンしたのでタクシーに蹴り込んで、警固本通り裏のバーへ。ハイボールを一杯。
もうちょっと飲みたいなーという気持ちをぐっとこらえて、帰宅、入浴、就寝。
そして、起きて頭にだーーーっと水をかけて頭皮を引き締めて、目を覚まして、でも芯は酒でぼんやりしつつ、アイスをかじったわけです。
それから家の手伝いを少しやっていたら結構いい時間、11時半です。
おっほっほーいとか呟きながら、手早く着替えて、自転車に跨り、志賀島へ出発です。
長浜の市場前で見つけた。かわええ。

スタートして御笠川を越える頃にはすでに汗びしょになってきたので、ウィンドブレーカーを脱いで袖を縛って斜めがけにします。
財布も携帯も小さなサドルバッグにまとめてきたので、ウィンドブレーカーをしまうところがありませんでした。
そのまま3号線を北上します。3号線は車道の交通量も多く、流れも速く、大型車ががんがん通るので歩道の方が安全ではあるのですが、歩道は段差が多く、ガチアルミの安物フレームにはきついので、車道を30キロで巡行です。
順調に名島橋を渡ります。立派な石造りの橋です。福岡の東の玄関となる橋です。
威風堂々たる石橋

で、いい時間にいいところを通りがかったので、昼飯です。
名島亭です。
小さなお店です

いくらラーメンが好きでもなかなかここまでは来ませんからね、実に6年ぶりくらいの訪問となりました。
正直2回目なので、以前の味がどうだ、今回はこうだっていうのは一切ありません。
でも旨かったなー。クラシックな長浜系で、麺は細麺で粉っぽくて、いかにもって感じです。屋台系。
前回来た時も思ったけど、ここは接客がいい。「ありがとうございます」って言葉に気持ちがこもってる。
顔に出てますね

娘さんもそんな親父さんを見ているからなのか、実に感じがいい。100点! かわいらしいし。
すぐ裏手の泰洋軒で盛りのいい定食でも良いかなぁ、と思ったけれど、名島亭でよかった。
とり天が有名だけどホントのポイントは盛り! 腹いっぱいになる!

さて、汁まで飲んでちょっとばかりうぷっとなってはいたけれど、構わずスタート。

腕や頬骨のあたりがポッポしてきて、日に焼けつつあるのがわかる。無心でこぎ続ける。

頭の中ではなぜかぐるぐる回るビートルズのミスタームーンライトのシャウトのところをリピートで。
50回目の『ミスターーーーーァァァァ」をジョンが叫ぶ頃、和白の交差点で左折しそびれたことに気がついた。
くるりと方向転換し、また何十回かジョンに絶叫してもらったくらいに右折。

無事志賀島方面に入りました。
そして、海の中道に突入。ここからしばらくひたすらまっすぐが続く。
こんな感じで日陰もある

ずっとこの景色。つまらん。


その直線が終わり、砂洲部分に入ると一気に景色が広がる。
天気がよくてよかったよくてよかった!

ここが走りたくて志賀島まで来ている。
でもアスファルトは砂がうっすらと散らばっており、ブレーキが怖くて仕方ない。
なので、上体を起こしてゆっくりと流す。
そして志賀島に入る。
志賀島は真ん中を突っ切る山道があるけれど、ギアなしの自転車でアタックするとただの我慢大会になってしまうので海岸線沿いを行くルートの一択。
港をぬけてしばらくすると右手に金印公園が出現する。
お勉強です。

あの日本史の最初のあたりで習うので、認知度が高い「漢委奴国王印」が掘り出された場所を公園にしてあります。
確か農地を耕していたら見つけた、という話だったような記憶があるのですが、よくもこんなところを耕地にしようと思ったなという場所です。志賀島、平地が少ないですからね。
景色は抜群にいいです。


すこしもやってます。中国からの贈り物か??

そこから海をずっと左に見ながら海岸線沿いに走ります。
ずっと磯が続いてところどころこんな看板が立っています。
銛で刺してしまえ

たぶん、本気密漁っていうよりも、家族連れで車で来て、レジャーついでにっていうようなカジュアルな密漁が多いんでしょうね。

途中の国民休暇村で給水、そして靴を脱いで波打ち際に下りてしばしの水遊び。
30代も半ばにさしかかろうという男が、平日の昼間から波打ち際で一人水遊びです。
27歳の夏に来たときは、週末の夜のドライブで、横にはキュートな彼女ではない女の子が座っていたんですが。
栄枯盛衰ですね。驕れる私は久しからず。

さておき、波が寄せては返すあたりにずっと立っていたら足首まで埋まったのを引き抜いて、足を洗って、再出発です。
けっこうな時間ぼんやりしていたので、日も傾いて4時過ぎ。小腹も減るというものです。
志賀島といえばやはりここでしょう。
志賀島の手前にあるんですが、さておき。
金印ドッグ。
特許登録商標の番号、変わったんすかね。

そんなに大した感じでもないのに500円、でもなぜか食べてしまうここ金印ドッグ。
唐津バーガーほど商売っ気がないのが好感が持てます。

夏休みは金印ドッグ渋滞ができるくらいの人気店です。
ドッグの先からソースが垂れそうになったのでむしゃぶりつきついでに齧りました。

ぺろりと食べて帰り道のエネルギー供給完了。
水分はぐっと我慢して摂らず。
小一時間で和白までたどり着き国道3号線に入ったら、すでに交通量が増えていて、車道が怖い。
帰りも必ずここを通ります。名島橋

歩道をゆったりと漕いで帰ることにして、ここでサイクルメーターをストップ。
平均速度23.5キロと、かなり良いペースでした。
まったく同じコースを逆からたどり、6時前に帰宅。
顔が赤く日に焼けていました。
ぬるいシャワーで体を冷やし、3時間近く水分を我慢してカラカラでひっつきそうな喉にチクチクチクチクチクー!っと一番搾り。
死ぬ。
冷えたビールで喉爆発死。

あー、来週も晴れたらいいなー。
また、一日の終わりに冷えたビールにぶっ殺されよう。

5 コメント:

kuri8 さんのコメント...

自分でコメントするけど、総走行距離、なぜか80キロくらいあった!
途中行きすぎたからかなー。

匿名 さんのコメント...

編集長のブログ、抜群の安定感出してきましたね。

りり さんのコメント...

すでに中学生のころ、黒板消しが「ラーフル」ではなくて、かさぶたが「つ」ではないし・・・・・・のところ、いまいち意味がわからないので笑えない・・・今度おいらに説明して!

kuri8 さんのコメント...

>りりさん

南九州では、黒板消しの方言名が「ラ―フル」で標準語と疑わない人がほとんどでした。同じく「つ」も長崎方面ではかさぶたの方言名で、標準語だと思っている青少年にあふれていました。
県外の人に通じなかったときの驚きは、年上になればなるほど大きいのです。
菓子パンのマンハッタンとアイスのブラックモンブランも同じ意味で全国にあると思っている人が多かったアイテムですね。

りり さんのコメント...

へえ〜〜〜、な〜〜る。ミスターーーーーァァァァ"#$%&'(~|*♪♪!!!!!

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