リモコンの電池が切れていました。
夜11時を過ぎても気温は26度、湿度は78パーセント。
そして無風。
そんななかビーチサンダルをぺたぺた言わせて近所のローソンで電池を購入。
リモコンにセット。
室温26度設定の除湿モードでオン。
ブブッブブッ
カッカッカッカッ
フシュー………
リモコンを何度押してもリモコンがピッと言うだけで微動だにせず。
18年前に鹿児島で買って以来よく働いてくれました。
この季節、エアコン取り外して外に立てかけておいたら誰か持って行ってくれそうな気がするのですが、どうでしょう。
リサイクル法施行以降、捨てるのも面倒ですからね。
オークションでノークレームノーリターン・ジャンク・パーツ取り用・動作未確認で0円スタートしてみても面白いかもしれませんが、あんまりですかね。
あんまりですね。
さておき、仕方がないので電気屋で急きょ扇風機を買いました。
東芝だの三菱だの白物家電の有名どころはすべて完売で、扇風機業界では古参と言う聞いたことのないメーカー品を買ってきました。
おもな違いはリズム風とか、イオンの風とか、なんとか。
そういえばダイソンの羽のない扇風機はうるさすぎた。
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ヴィィィィィィィィィィィーーーーーーーン!!! |
ああいうレベルで胸を張って製品化してしまうところは日本メーカーの感覚とは違うよなと思った次第。
さて、ロートルのエアコンが試合放棄するほどの暑さです。
燃えますね。
腕が鳴ります。
胸が高鳴ります。
11時スタート時点で気温は30度直前。
アスファルト上はすでに体感40度越え。
急冷アイスパックを4つかばんに投げ入れて、絶縁テープでぐるぐる巻きにしたサーモボトル(ドリンクホルダーにはまるように肉付けするためのテープ)には氷をぎっしり詰めてポカリを作ってあります。
タオルは2枚。非常用のアミノバイタルと食卓塩の小瓶。
いざ自転車にまたがって志賀島を目指します。
今日は海も空も真っ青でぜっっったいに気持ちが良いはず!
ただ、今日はさっさと行って帰ってこないと、ダウンする恐れがあるので、人工島のルートを往復です。
これで往復で10キロは距離が短くなる。
ただ、風など天候の影響を受けやすいルートなので要注意。
あと、港湾地区は基本的に物流のためのエリアで、遊びの自転車が仕事のトラックを邪魔していい道だとは個人的には思わないので、なるべく歩道を走るように心がけてます。
道は本来的には誰のものでもなく、みんなで気をつけあって走るものなんだけれど、こういうほぼ専用道路のようなところは、それなりの気遣いで走るべきだと私は思います。
っていうか大型のトラックが走るからアスファルトが波打ってるし、路肩がザリザリだし、どうかしたら死ねる。
歩道行くべし。
スピード出すならあとでいくらでも出せる。
で、ショートカット中、ちょっと雲行きが怪しくなってきて、
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お? 雨雲?? |
橋を渡っりつつ周りを見渡していると
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分厚い雲が……。 |
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判りやすい。沖縄の方言でカタブイって言ってた。幼いころの思い出。 |
この雨雲、天神地区を通り過ぎてきた後のようで、割と強めのにわか雨が降ったようですね。
真っ黒な雨雲を尻目に人工島を走り抜けます。
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でかいコンテナがずーっと積んである。 |
橋に入る前の横断歩道で対向車線の歩道に渡らないと、あとはあれよあれよと言うままに手を伸ばしたら届く距離を西鉄バスがかすめていく道路に放り込まれる。
そして昨日は鬼の逆風。必死で漕いでも27キロくらいしか出ない!
そして横を大型車が通る瞬間は風が遮られ、風に向かって体を預けていた分バランスが崩れ、一気に車の側に吸い寄せられる……!
恐怖と向かい風で汗だくだくで橋を渡りきり、雁ノ巣レクリエーションセンターの売店でベンチに腰掛け、水筒を一気。ポカリを購入して補充。
息を落ち着かせてすぐに出発です。
とんでもない暑さで行く先が軽く揺らめいています。
逃げ水も見える。
約6キロ、西戸崎まで一直線を漕ぎに漕ぎまくる。だいたい27キロくらいで巡航し、だいたい15分で信号を抜ける。
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車道じゃ撮影できないので、ちょっと歩道に上がって撮影。 |
追い風最高!
で、志賀島行のハイライト、砂嘴の部分。
ここが強風でもう……。
砂が舞い、波飛沫がじゃんじゃん飛んできて、目があかない。片目をつぶり、薄眼で数メートル先の車線のラインを目で追い低速で漕ぐ。
風に体を預けて真横からの風なので吹き飛ばされそう。
こんなに晴れているのに実際のコンディションがここまで悪いとは思わなかった。
渡りきってすぐのところにある志賀島センターで昼食にする。
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判りやすい看板を写し忘れた。 |
白バイも食事中。
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かっこいい! |
まず入ってトイレで顔を洗い、持っているタオルを濡らし餡パンの芥子の実のごとく腕にびっしりとついた砂粒をふき取り、耳に入った砂をぐりぐりとって、入店。
いつの間にか100円値上がりしていた海鮮丼1155円を注文。
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1050円だったと思うんだけどな、昔。 |
ビールでも飲んでやろうかと思ったけれど、利尿作用があるので脱水が怖いのと、この暑さの中アルコールを摂取しての運動は命取りなのであきらめる。
待つこと10分弱、魚がちょうど切れたからさばいてましたーとにぎやかにサーブ。
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吸い物と小鉢、漬物付き。ごまだれでどうぞ。 |
死後硬直でゴリッゴリの刺身がうまい。
関東風の熟成させる食べ方もうまいけど、コリコリの刺身のほうがありがたみがある。
ペロリと平らげて、サービスのお茶をがぶがぶ飲んでごちそうさま。
ものすごく天気が良い。
万葉歌碑をふたつ見つけた。
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蒙古塚の近く |
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国民休暇村の海岸 |
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中高生くらいの女の子がふたりでバシャバシャ。平和です。 |
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空の青さがすごい。 |
島を廻り終え、自動販売機で3本目のドリンクを購入。
これがお得でよく冷えているので助かる。
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アクエリアス! |
そして自販機の横にペットボトル用のごみ箱がないこともあるので不便。
これを水筒に詰めて再度砂嘴に突入。
砂と波飛沫でざらざらべとべとにされて帰りのストレートも漕ぎまくって、今回のもうひとつの目的地、旧雁ノ巣飛行場の跡地までアッという間に到着。
なんてことのない、海へのコンクリートのスロープ。
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水上機を引っぱり揚げるためのスロープだったそうです。 |
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海の中道大橋が見えます。 |
旧雁ノ巣飛行場を調べたら現存する痕跡はこれくらい、とのことなので、無くなる前に、と言ってきました。
帰り道も人工島を通り、水分がなくなったので、補給しようと島で一番大きな建物目指して行ってもお店が見つからず、
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このビル |
まぁ、その地域への気遣いはわかるけど、判りにくすぎる。
そして公園の自販機もグリーンに塗られていて遠目では分からないし。
気持ちはわかるけどね。
干からびるかと思ったわぃ。
で、あとは来た道を戻り、日焼け止めを無視して焼けてほてった肌を冷やすべく、着の身着のままでいつもの「ゆの華」へ。
サウナの後に浸かる冷水風呂にジャボン。
気道がきゅっと縮まり息が浅く早くなるけど、肌はじんわりと熱が引いて快適……。
出たり入ったりを繰り返し、落ち着いたところですでに1時間。
さっさと帰宅し、着替え、再度天神に出て扇風機を買って戻って設置して、クーラーのない夏への備えは完了。
今年の夏も焼けそうだなぁ。