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2011年9月4日日曜日

たまには車で西のほう

台風が近づきつつあった金曜日、やはり風はそれなりに強い。
こんな風で自転車に乗るとさすがに危ない。
煽られて倒れる、というようなことはめったにないけれど、突風がいつ来るかいつ来るかと常に心構えをしながら走るとものすごく消耗する。

そんな事とは関係なく、今回の休みは友人たちと車で遊びに行く予定でした。

心配されていた天気も上々とまではいかないものの、特に悪くもなく、むしろ暑さが和らいでちょうど良いくらいのおでかけ日和でした。

出発は朝10時、都市高速で西へ!
百道から乗ります。
百道のシンボルと言えばYahooドーム。
ソフトバンクホークスの本拠地ですが、その隣にそびえるヒルトンホテルも立派ですよ。
飛行機雲と青い空、赤っぽいビルのコントラストがきれいだなと思ってパチリ。
なんだか絵葉書みたい

糸島方面は自転車で行くのが当たり前なので、車で行くと少し不思議な感じがする。
そんなちょっと不思議な感じはさておき、目指すは白糸の滝
福岡市内から車で小1時間で行けます。
この日はかなりガスが出ていて、カーブの向こうからいつ車が飛び出してくるかとドキドキしながらの登りでした。10時半前に出発して11時には既に到着。

これが夏休み中の週末だったらそうもいかないようで、ファミリーカーがくねくねとした道に渋滞するほどの盛況ぶりだとか。
実は白糸の滝に来るのは初めて。
滝の落ちるドドドドドドという音が聞こえるもののそんなに大きくない。
ガスが濃く出ていて滝はうすぼんやりとしか見えなかったけれども、しばらくすると見えてきた。
まさに白糸
 そんなに落差はない滝ですが、さらさらと流れて思わずほぅとため息が出ます。
今でこそ車で登ってこれますが、道が通っていなかった時代に、登ってここまできた人は美しさに疲れも癒えたろうななんて思ったり。

さて、白糸の滝、確かに美しい。高地にあるからひんやりとして気持ちがいい。緑と滝から発散されるマイナスイオン的なものももしかしたら良いのかもしれない。
でもね、私がそんな美しさや癒しのみを求めてこんなところまで来るとお思いですか?
思わないでしょう。
そうです。ここの名物は素麺流しです。
素麺なんて土曜の昼に玉子焼きとセットで出てくる手抜きの昼飯だろうくらいの認識だと思います。
一面ではそうです。間違いない。

が、しかし、食べる環境をセッティングすると、これがなかなかどうして悪くない。
きれいに割られた竹にちょろちょろと水を流し、そこに細くて白い美人な麺をひとつまみさっと流します。
それをお箸でついと掬って、薄まっても良いようにと少し濃いめの味付けの麺つゆにくぐらせて、ツルツルっといただきます。
うーまいっ!
写真をとっていたらどんどん流れるので使用後の写真のみ。
一緒に来た友人が白糸の滝常連で、備えてある薬味がネギとワサビしかないことに常々不満を感じていたようで、今回は、茗荷と大葉、突きゴマを用意してきていました。それらをたっぷりと入れて素麺と絡めてもぐもぐ頬張ると、さわやかな香りとゴマのコクでパラダイス!
そのとき時間はまだ11時半過ぎ。
堪能しました。


お昼が近づき、人も増えてきました。
学生さんの団体や、「○○の里」的な老人の集団、カップル、色々です。
腹ごなしがてら滝から少し下るとそこはヤマメの釣り堀です。
竿と餌で2000円、一匹釣って焼いてもらうのに100円、3匹以上釣って持って帰る場合、4匹目から一匹当たり300円の追加料金。
なかなかの料金設定。
魚屋で買ったほうがまだ安いんじゃないかと思ったけれど、まぁ、レジャースポットでそんなこと言うのも野暮ですかね。
見ると、5,6人くらいの女の子の団体で竿を2本レンタルして、みんなでかわりばんこに糸を垂らしていました。

当たりが来て合わせる前にひょいと引き揚げる、というのを何度も繰り返しているのを釣り堀のじいさんが見かねて早かーっ!と声をかけるも女の子たちはきゃいきゃいと、喰っては竿の先を跳ね上げるを繰り返し、一向に釣れそうな気配がありませんでした。
楽しそうでしたが、ゆでたてのトウモロコシとクルミ味噌をつけて焼いた団子を頬張っていた私たちは釣りなんて悠長なことをしている暇はありませんでした。

お腹が満ちたところで、じゃあ次どうしようとなったのですが、白糸の滝でそうめん食べよう、という目的のみだったので、12時まで残り10分にしてノープラン。

とりあえず、お腹が膨れているうちなら馬鹿な買い物もしないだろう、と伊都菜彩へ。

今日もにぎわっています
で、前回と同じくソフトクリームを。
前回と違うのは、あまおうソフトクリーム。
凍ったイチゴを粉砕してクリームに混ぜ込みます
これはうまい。
実にうまい。
ただ、ソフトクリームでミルクのうまさを堪能したいなら、プレーンをお勧めします。
食後のデザートとしてなら、このイチゴのほうが合います。280円也。


このあと、糸島手造りハムに立ち寄り、同行者たちが隙を見せた瞬間に飲酒!!!
チーズかと思ったらソーセージのパック詰め
カールスバーグ……。

じゃあ、後で酒飲ませろ、とごねたらお酒付きで夕食をごちそうしてくれるというのでハンドルキーパーに甘んじ、向かった先は唐津城。
行くところ行くところ素麺やらソフトクリームやらビールやらと食べ飲みしてばかりなので、そういうのがないところに行こう!と玄海原発を目指したのですが、まぁ、妙なところから目をつけられるのもあれなので、唐津城。
k唐津城は個人的に好きなスポットで、春の桜と藤棚がものすごく美しく、ちょっとお出かけにはうってつけです。
11月くらいには「唐津くんち」といって、ちょっとかわった山車が練り歩く祭りもあります。

9月の唐津城は特に何もないどころか、工事中でちょっとがっかりでしたが、
立派な門

工事中……。
あと、すごいのがいました。
唐ワンくん not ひこにゃん
2010年のゆるきゃらの全国大会で2位をとった唐ワンくんです。
ひでぇ! リンクは間違えました。
入り口で彼がお迎えしてくれます。

さて、コンディションはだんだんと悪くなってきており、天守閣のてっぺんに登ったとき、雨と風でひどいことになっていました。
一気に暗くなって、強風で白波だっています。
 唐津城見学はそこそこに、帰路につきました。

車を置いて、 ハンドルキーパーのご褒美は

 
白焼き!!

他にもうざく、う玉、骨せんべい、ウナギの佃煮、肝串、明太子etc。
ウナギの脂はビールや冷酒よりもこれでしょ、と、この秋、初のぬる燗で。
気がつけば2合徳利を5本あけ、だいぶん具合が良くなってきたので、


うな丼!!
ご飯もので締め、です。

腹も膨れたところで、ひとりが翌日朝から登山ということで離脱。
もうひとりはその少し前に仕事で抜けていたので、残った二人で、行きつけのバーに行きました。
そこで私はサントリー角でえんえんとハイボール。
気がつけば4,5杯飲んで、少し胃が痛み始めてきたので、まだ10時くらいでしたが切り上げて帰ってきました。

普段は自転車でうろうろしている福岡西部~唐津エリアですが、車があるとまた世界が全く変わります。

白糸の滝の流しそうめん、9月いっぱいやってます。
おすすめですぜ。

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