天気が良かったら志賀島まで出かけて、志賀島の漁協センターで海鮮丼でも、と思ったのですが、冷えたネタが乗った海鮮丼なんて食べる気も起きませんでした。
それならそれで、ゆっくりと過ごせばいいものを、せっかくの休みに何かしなくては、と貧乏性が頭をもたげてきて
寒風吹きすさぶなか、自転車にまたがり出かけたわけです。
特に用もないのに美野島商店街まででかけてきました。
場所をざっと説明します。
博多駅の博多口を背に、大通りを左手にぐるりと天神まで行く道があります。
その途中に、大きな住吉神社という神社があります。そこから大通りをはさんでそのままずっと入って行ったあたりが美野島というエリアです。
細い道と古い建物、ごちゃごちゃした感じの三拍子そろった、商店街とはかくあるべき、という手本のような商店街があります。
私がその美野島に、そんなに急ぎでもないときには必ず通って行く道があります。美野島から那珂川(中洲の川です)を挟んだ向こうのエリア、清川にポツンとあるロータリーです。
ランナバウトとかも言ったりするアレですね。
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清川ロータリー |
以前はこんなに派手な蛍光塗料ではなく、虎柄だったんですが……。
すこし情緒が無くなったような気もします。
立ち飲み屋があって、煮締めたような飯屋があって、写真を写している立位置にはパチンコ屋があります。
そんな街並みにいまどき見ないロータリーというのが、とても自然な感じがして好きな場所です。
さておき、この写真の奥の方に行くと那珂川があり、人車共通のすこし細めの橋がかかっています。
そこから右手の川上の方へと行くと、商店街でも一番にぎわっているあたりに行きつきます。
昨日の昼ご飯はその商店街の中でも歴史を感じさせる「かどや食堂」でかつ丼大盛り530円(普通は480円)をいただきました。
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かどや食堂 ごく普通の持ち帰りもできる食堂です |
ちょっと携帯で撮った写真なので水平がおかしいですね。目が回る……。
それはさておき、かつ丼ですが、よくある程度に薄手のカツに、博多ではよくある感じの甘めの味付け、そしてなぜか同じ甘辛い感じで煮てあるタケノコの刻んだのが入ってました。
おみそ汁とたくあんつき。
商店街の食堂ですから、美食!ってわけではありませんが、リアルな博多の味付けが感じられますよ。
盛りも良いし、悪くないです。
ひとりで飲み歩いたり、遊び歩くことを覚えたばかりのころ。
こういうたたずまいの店で何気にご飯を食べたり、昼酒を決めるのが格好良い、と粋がっていたころ。
たまに来てました。
みんな、経験あるんじゃないですか?
そういう背伸びの経験。
個人的に、そういう甘酸っぱさもこもった福岡のお勧めスポットです。
栗原
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