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2011年3月26日土曜日

~小さな波打ち際~ 3月9日分 再掲

福岡のお祭り、といえば春(ゴールデンウィーク)のどんたく、夏の始まりの山笠、秋の放生会(ほうじょうや)です。

先の二つは全国的にも名が知れた祭りですが、最後の祭りはそうでもないかもしれません。

この三つのお祭りで博多三大祭り、と言われています。

さて、この放生会は、筥崎宮で行われます。

箱崎浜から3号線を挟んで鳥居をくぐり、参道、そして本殿のあたりまでずらりと並ぶ出店が壮観です。

いまどき、見世物小屋があるというアツいお祭りでもあります。

この筥崎宮ですが、太宰府天満宮や山笠の櫛田神社に比べて、県外の人には今一つ知名度が低い神社かもしれませんが、日本三大八幡宮とされており、きっと、神社業界的なところではかなりのバリューなのではないのかなとは思います。

さて、その神社の前に小さな砂浜があります。

その昔は松原が広がっていたらしいのですが、今となっては、左右を護岸され、目の前には高架がかかるという何とも狭苦しい景色となってしまっています。

が、いいんです、この感じ。

この神社があるのは東区なのですが、商業の天神、博多としたら、東区にはロジスティックや工場という印象があります。

そのイメージ通りの護岸工事が施された無機質な風景の中に、切り取られたかのようにある小さな砂浜が、とても違和感があり、でも大切に取ってあるという感じが伝わってくるのです。

事実、この浜の砂は、博多ではお清めに使われるなどとても神聖なもので、本当に大切にとってある場所なのです。

そして、ぼんやりする場所としても、うってつけなのです。

行ってきました。

もう日が傾いている時間帯でした。



逆光でちょっと見づらいです


左の鳥居をくぐってずーっと行くと、筥崎宮


今日も、良いぼんやりをしました。

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